見落としがちなもうひとつの方法

2011.10.21

見落としてしまいそうな方法もあります。それは、「売主が今までどうやって償却してきたのかを参考にする」ということです。売主も、自分が所有している間、減価償却はなるべく大きくしたかったはずです。つまり、建物の評価はなるべく大きくなるように腐心していたかもしれません。売主の申告書に記載されている償却財産の残存価額に注目しましょう。その金額が今までお話しした方法よりも高かったら、その金額を採用します。この場合、今まで申告上認められていた額ですから誰からも異論は出ないことになります。

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ただしこの方法を実行するには準備が必要です。まず、購入時に入手しておきたいのは売主の前年度確定申告書の中にある減価償却費の明細書(のコピー)です。これには売主が実際に減価償却している建物の来償却残高、つまり建物の価値が記載されています。この資料をもとに自分の申告を考えることができます。この償却額と、実際に不動産屋さんで出してもらう評価証明の額とを比べてどちらが有利か検討しましょう。ポイントは、売買契約をする前に「来年の税務申告の参考にしたいので、確定申告書に添付した減価償却費の明細書のコピーをいただけますか」とお願いしておくことです。相手側のフライパンーの問題もあるので契約が済んでからだと協力が得られない危険性がありますので、遅くとも代金決済前には必ず入手しておきましょう。




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