地価はまだ下がる

2011.10.14

マンション価格の先安感を助長しているのが下落を続ける地価動向である。九五年の地価公示価格によれば、東京圏の住宅地の平均価格は前年比二・九%のダウン。また商業地は前年比一五・四%のダウンで、いずれも四年連続の下落を記録した。住宅地は下落にブレーキがかかっているとの観測があるが、マンションの過剰供給を考えると、やがて息切れ感から土地取引が細り、再び下落の勢いを増す可能性は否定できない。実際、供給ラッシュの続いた埼京線沿線では、「マンション用地の取得はピークを過ぎた」といわれている。日本債権信用銀行によると、住宅の新規購買層として期待できる世帯増加数は、九三〜九七年度の五年間で二五三万世帯。九二年度までの五年間の三四一万世帯から大きく減少する。これをもとに試算した九七年度までの五年間の住宅潜在需要は年平均で一四八万戸程度。

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