一度借りてしまったものはどうしようもない。そう思い込んでいる人がいるとすれば大間違いである。たしかに、固定期間選択型のローン契約書には、特約期間中は他の金利タイプヘの切替えはできないといった条件か盛り込まれている。でも、同じ銀行にこだわることはない。他の銀行に借り換えることは可能だし、それを脅し文句にすれば、いま利用している銀行でもある程度は柔軟に応じてくれるかもしれない。放置していると怖いことになるのは固定期間選択型だけではない。
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変動金利型も早めに行動したほうがいいが、こちらは原則的に一定の手数料を負担すれば、同じ銀行内で固定期間選択型の特約期間の長いものや、全期間固定金利型などに切り換えることができる。手をこまねいているのではなく、まずは行動あるのみ。どんな人にとっても、ある程度の対応策があるし、いま手を打っておくのとそうでないのとでは、1年後、2年後にたいへんな差になってくる可能性もある。金利上昇のリスクをできるだけ小さくする対策として考えられるのは、他の銀行への借換えや、同じ金融機関内でのローンの組み替えだけではない。手元にある程度まとまった資金があれば、それを利用して一部繰上げ返済することで元金を減らして、結果的にリスクを小さくする方法も考えられる。また、手元にまとまったお金がなくても、毎月の返済には多少なりとも余裕があるのなら、毎月の返済額を増額して残りの返済期間を短縮して、リスクを小さくする方法もある。場合によっては、税制の特典を活かして、親から贈与を受けて、それでローン残高を減らす方法だってある。実際に金利が上がって家計か圧迫される前に、打てるだけの手は打っておくのが安心というものだろう。