施主の方も実際に我が家が立ち上がってくるわけですから、とてもわくわくするでしょうし、夢もふくらむでしょう。もし工事現場か家の近くなら毎日家が出来上がっていく過程を見学したくなるものです。しかし、ここで欲を出すのはできるだけ止めたほうかよいのです。よくある話ですが、たとえば、ここの窓をもう少し大きくしたいとか、トイレのグレードを上げたいと直接現場の大工に頼んで、そのようにつくらせてしまう人がいます。ところが後でたいへんな追加金額が請求されたり、ひどい場合は役所への申請図面と違うため公庫からのローンが借りられなくなってしまうなどということかあるのです。もうすでに設計は完了していて、しかもその図面に基づいて請負契約をすませているのですから、その後の変更はすべて工期や工事費にはねかえってきます。しかも大幅な変更は、せっかくきれいに考えてあるディテールを崩してしまい、雨漏りなど不具合の原因になったりもするのです。ですから、よほどのことがないかぎりは。できるだけ施工がはじまってからの変更はしないようにしましょう。とはいうものの、どうしてもという場合は設計者に相談してください。コストや工期、変更による支障等をチェックして問題がなければ、相談に応じてくれるはずです。
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