全国平均の新築マンション価格は年収の5〜6倍

2011.10.07

実際、どれほどマンション価格が上がり、どれほど買いにくくなったのか、データをもとに検証してみよう。東京カンディの調査によると、東京都のマンションは年収の10倍近くに達しており、とても庶民には手を出せない価格となってしまっていることが明白なのである。2006年の全国平均の専有面積70?当たりの新築マンション価格は2600万円。平均年収は455万円だったから、年収倍率は5.68倍になる計算。しかし、それが2007年には価格が2691万円に上がったのに対して、平均年収は453万円と若干低下、その結果、年収倍率は5.89倍と6倍に近づいた。2691万円のうち2000万円のローンを組んだとすれば、35年返済、金利3%でボーナス返済しない場合の毎月返済額は7万6970円。年間では約92万円で、年収の20%ほどに相当する。一般的には年収に占める年間返済額の割合を示す返済負担率は25%以内が安全といわれるから、このケースならまだ十分に購入は可能だろう。ただ、全額ローンを組むとなると毎月返済額は10万3563円になり、返済負担率は21.4%にアップする。金融機関の審査基準では返済負担率35%までOKのところが大半だから、一応融資は受けられるにしても、生活はかなり厳しくならざるを得ない。全国平均でみる限り、年収の5倍から6倍までの価格なら、ある程度の自己資金を用意できる人であれば、一定のゆとりをもって購入することができるわけ。一般的に年収の5倍から6倍までが適正価格の範囲内といわれるのは根拠のない話ではない。ただ、それはある程度の自己資金を用意できることが前提であり、そうでない場合には、5倍、6倍でもかなり厳しいという見方ができる。いずれにしても、これはあくまでも全国平均の話。

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