二重床、二重天井が優れていることを具体的に紹介してきましたが、では、同じ「二重」でも戸境壁の二重壁はどうでしょうか?結論から言うと、二重壁は音の問題が生じる可能性が高く、おすすめできません。住戸と住戸を隔てる戸境壁は通常、鉄筋コンクリートでつくられています。厚さは最低でも18センチ以上が必要。仮に主寝室の隣が水まわりになっている場合は(そもそもこうしたプラン自体選ぶべきではないのですが)20センチは欲しいところです。
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さらに、エレベーターシャフトなどマンションの機械室に接していれば25センチは必要でしょう。さて、二重壁が問題だというのは、この戸境壁の仕上げ方法に関係があります。仕上げ方法は大きく分けて2種類。ひとつは戸境壁に直接クロスを貼って仕上げる方法、もうひとつは戸境壁のコンクリートの両側から5〜6センチ離して間柱を立てて、表側に石膏ボードを貼って仕上げる方法です。こうして説明すると二重壁のほうが、遮音性に優れているのでは?と感じる方は少なくないのではないでしょうか。しかし、二重構造はテレビや包丁を使う音など特定の種類の音が聞こえやすくなるのです。これは、コンクリートの両側を二重構造にしたために空気層ができ、特定の周波数の音が共振して「太鼓現象」が発生するからなのです。